英語多読の始め方|初心者でも続くコツと私の体験談

多読

「英語の本を読めるようになりたい」

そう思っても、初心者にはハードルが高く感じますよね。


私も昔は英語の文章を見るだけで苦手意識がありました。


そんな私でも、多読という学習法を知ってから、少しずつ英語の本を楽しめるようになりました。


この記事では、英語多読の始め方や続けるコツ、そして実際に私が読んできた本について紹介します。

英語が続かなかった私が「多読」に出会った話

英語の本を読んでみたい。
そう思ったのは中学生のころでした。

学校で英語の本が販売されていて、興味を持った私は3冊申し込みました。

ディズニーのピーターパンとピノキオ、
そしてルイス・キャロルの『不思議の国のアリス』。

ピノキオ、ピーターパン、不思議の国のアリスの表紙

どれも大好きなお話だったので、きっと読めると思った。

でも、現実は甘くありませんでした。

1ページも読めなかった。

そのとき私は思いました。
英語の本は、英語がわかるようになってからじゃないと読めないんだ、と。

勉強が苦手な私にとって、それはほとんど「無理」と同じ意味でした。

結局、その3冊は本棚の片隅へ。
それ以来、開くことはありませんでした。

でも今ならわかります。

英語ができるようになってから読むんじゃなくて、
読むから英語ができるようになるんだということを。

それに気づかせてくれたのが、
ある1冊の本との出会いでした。

多読ってなに?初心者向けにやさしく解説

多読とは、英語の本を「たくさん読む」シンプルな学習法です。

難しい文法を覚えたり、単語を一つひとつ調べたりするのではなく、ストーリーを楽しみながら英語に触れていくのが特徴です。

ポイントは、すべてを完璧に理解しようとしないこと

わからない単語や表現があっても、止まらずにそのまま読み進めていきます。
なんとなく意味がつかめれば、それでOKです。

「ちゃんと理解しなきゃ」と思うと苦しくなってしまいますが、
多読はあくまで“勉強”というより“読書”。

気楽に楽しみながら続けることが、いちばん大切です。

【初心者向け】英語多読の始め方3ステップ

やさしすぎるくらいの本を選ぶ

多読を始めるときにいちばん大切なのは、やさしすぎるくらいの本を選ぶことです。

「これなら読めそう」と思うレベルではなく、
「ほとんどストレスなく読める」くらいがちょうどいいです。

子ども向けのリーディング本なども読みやすくておすすめ!

少しでも難しいと感じてしまうと、読むのが苦痛になってしまい、続かなくなります。

実際、私も最初は「これくらいならいけるかも」と思って選んだ本で、何度も挫折しました。

でも思いきってレベルを下げてみたことで、はじめて「読めている」と感じられるようになったんです。

少し物足りないと感じるくらいのレベルから始めることが、多読を続けるコツです。

わからない単語は気にしない

多読では、わからない単語があっても気にしないことが大切です。

つい一つひとつ意味を調べたくなりますが、そのたびに立ち止まってしまうと、読むリズムが崩れてしまいます。

多読では、辞書は基本的に使わなくてOKです。

わからない単語があっても、前後の流れやストーリーから、なんとなく意味をつかめれば十分です。

最初は不安に感じるかもしれませんが、読み進めていくうちに、同じ単語や表現が何度も出てくるので、少しずつ自然と理解できるようになります。

「全部わからないとダメ」と思わずに、わかるところだけを楽しむくらいの気持ちで読むことが、多読を続けるコツです。

1日10分からでOK

多読は、1日10分くらいの短い時間からでも大丈夫です。

「まとまった時間を取らないといけない」と思うと、それだけでハードルが上がってしまいますが、そんな必要はありません。

大切なのは、時間の長さよりも毎日少しでも続けることです。

たとえば、家事の合間や寝る前のちょっとした時間など、スキマ時間を使って読むだけでも十分です。

実際、長い時間読もうとすると疲れてしまい、逆に続かなくなることもあります。

まずは「毎日10分だけ読む」と決めてみると、無理なく習慣にしやすくなります。

続けていくうちに、少しずつ読む時間や量を増やしていけばOKです。

私が多読を始めるきっかけになった1冊

英語の勉強を始めようと思ったとき、何から手をつければいいのかわからず、参考書を探していました。

そんなとき、なんとなく目にとまったのが『ビッグ・ファット・キャットの世界一簡単な英語の本』でした。

それまでの私は、文法もよくわからず、英語の文章はまったく読めませんでした。

でも、この本を読んだとき、不思議な感覚がありました。

「あれ、読める…読めるぞ…!」

正確に言うと、急に読めるようになったわけではありません。
“読むコツ”を知ったという感覚でした。

そのコツは、とてもシンプルなものでした。

それは、英語は「A → B」という基本の形でできている、という考え方です。

ビッグ・ファット・キャットの本の帯「たった一つの図にすべての英文を解く秘密が隠されています」「きっと人生が変わります」というキャッチコピー


これは「誰が(A)」「どうする(→)」「何を(B)」という流れで読む、というものです。

このシンプルな考え方を知ったことで、難しい文法を理解していなくても英語が読めることがわかりました。

もちろん、実際の文章ではもう少し複雑になります。
長い文になると、Aや→を見つけても、意味がつかめないこともありました。

それでも、この「型」を意識することで、
少しずつ英語が読める感覚がつかめるようになっていきました。

そして気づいたのです。

この感覚を身につけるには、
やさしい英文をたくさん読んで慣れることが大切なんだということに。

そこから多読という学習法を取り入れることにしました。

多読を続けるコツ|挫折しそうなときの対処法

多読を続けていると、「これでいいのかな?」と不安になることありますよね。

ちゃんと理解できていない気がしたり、思うように読めなかったり。

そんな時は少しだけ考え方を変えると、ぐっと楽に続けられるようになります。

完璧を目指さない

「全部わからないとダメなんじゃないか」と思ってしまうことありますよね。

でも、多読はなんとなくわかるを積み重ねていく学習法です。

最初からすべて理解できなくて大丈夫。
むしろ、わからない部分があって当たり前です。

少しずつ「わかる」が増えていけば、それで十分です。

つまらなければやめてOK

読んでいて「つまらないな」と感じたら、途中でやめても大丈夫です。

「最後まで読まないと」と思って無理をすると、だんだん読むこと自体がしんどくなってしまいます。

多読は“勉強”というより“読書”。
楽しめることがいちばん大切です。

自分に合わない本は、気軽に手放してOKです。

時には「少し難しい本」に冒険してみる

多読では、やさしい本を選ぶことが大切です。

でも、ずっと簡単な本ばかり読んでいると、物足りなく感じることもあります。

そんなときは、少しだけ難しい本に“冒険”してみるのもひとつの方法です。

私の場合、ディズニー映画が好きなので、「ディズニーの英語コレクション」という本を読んでみました。

そのときの自分には少し難しかったものの、ストーリーを知っていたので、無理なく楽しく読むことができました。

また、最終目標でもある「ハリーポッター」も、日本語訳と照らし合わせながら読んだことがあります。

正直かなり難しかったけど、日本語との違いを見つけたり、表現の面白さに気づいたりと、新しい楽しさがありました。

うまくいかなくて挫折しそうなときは、
「好き」を優先することも、とても大切です。

うまくいかないと感じたときは、「自分に向いていない」のではなく、少しやり方が合っていないだけかもしれません。

初心者におすすめの本

「多読を始めたいけど、どんな本を読めばいいかわからない」という人も多いと思います。

そんなときは、まずは“楽しく読めそう”と感じる本を選ぶのがおすすめです。

超初心者向け

英語にまだ慣れていない人には、アーノルド・ローベルの『Frog and Toad』シリーズのような、短くてシンプルな文章の本がおすすめです。

子ども向けの英語絵本や、多読教材なども読みやすく、はじめの1冊にぴったりです。

初心者向け

もう少し文章量のあるものを読みたい人には、IBCパブリッシングの「ステップ・ラダー」シリーズなどもおすすめです。

有名な物語をやさしい英語で読めるので、「1冊読めた!」という達成感を感じやすいシリーズです。

必ず読めるサポート付きの本

そして、英文が読めるか不安な人には『ビッグ・ファット・キャット』シリーズをおすすめします。

1冊目の『ビッグ・ファット・キャットの世界一簡単な英語の絵本』は解説が中心で、いくつか練習用の短いストーリーも載っています。

そしてシリーズ2冊目以降は練習用の英文がメインで後半に読み方の解説があります。
3冊目、4冊目と進むにつれて英語レベルが上がっていくという素晴らしい内容です。

英語で書かれているということを忘れてストーリーに没頭した大好きな本。全7巻

英語の本を一冊も読んだことがない人は、ぜひ手に取ってみてください。

まとめ|まずは1冊、気軽に始めてみよう

英語の本を読むなんて、自分には無理。
私はずっとそう思っていました。

中学生のころ、読んでみたくて買った英語の本。
大好きなお話だったのに、当時の私には1ページも読めませんでした。

でも今では、その本を読めるようになりました。

もちろん、完璧に理解できるとは言い切れません。
それでも、「読めている」と感じられるようになったことは、自分にとって大きな変化でした。

多読は、難しい勉強ではありません。

やさしい本を、気楽に、たくさん読む。
それを続けていくうちに、少しずつ英語が身近になっていきます。

もし今、「英語の本なんて読めない」と感じていても大丈夫です。

私もまったく同じところからスタートしました。

まずは、自分が「これなら読めそう」と思える1冊から。
気軽な気持ちで始めてみてください。