英語が全く話せない初心者が最初にやるべき勉強法|遠回りした私のやり直しルート

勉強法

英語を始めたい。 でも実際に始めようとすると、何をすればいいのかわからない。

単語帳? 文法? シャドーイング? オンライン英会話?

YouTubeを見ても、人によって言うことが違う。

私はそれで、かなり遠回りしました。

「おすすめされた勉強法」を片っ端から試しては挫折。 TEDを聞いて絶望したり、オンライン英会話で何も言えずに固まったり。

だから今ならわかります。

英語初心者には、“順番”があります。

もし今の私がゼロから英語をやり直すなら、まずこの順番で勉強します。

英語初心者の私が「最初にやればよかった」と思うこと

① まずは発音|発音練習はリスニングとリーディングの土台

最初の頃の私は、「発音は話せるようになってからやるもの」だと思って後回しにしていました。

でも実際は、発音を練習してからのほうが英語が聞き取りやすくなります。

今から英語学習を始めるならまず『英語耳』という本を買って、そこにに書かれている練習を、1日20〜30分くらい毎日やります。

「発音できない音は聞き取れない」

実際に勉強してみると、本当にこれに尽きる。逆にいうと、自分が発音できる言葉は聞き取れるんですよね。

それに、発音を勉強すると英文を読む時にも役立ちます。

頭の中で音をイメージしながら読めるので、以前よりスラスラ読める感覚がありました。

発音というと「話すための練習」というイメージがありますが、リスニングにもリーディングにもつながる大事な部分だと思っています。

② 中学英語の文法|基本の文のしくみを理解する

発音練習と並行して、中学英語の文法もやります。

私が使ってよかった本は、『中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。』です。

難しい参考書ではなく、中学英語をやさしく復習できる本なので、英語が苦手でも取り組みやすかったです。

中学英語というと範囲が広く感じますが、このレベルを理解するだけでも、英文の見え方がかなり変わります。

「これは主語」「これは過去形」という基本がわかるだけで、英語が読みやすくなります。

毎日少しずつ進めれば、1〜2ヶ月くらいでも十分終えられる内容です。

③ シャドーイングよりオーバーラッピング|初心者はとにかく口を動かす

これは、私がいちばん効果を実感した練習法で、もっと早く始めればよかったと常々思っている学習法です。

オーバーラッピングは、英語音声に重ねるように、スクリプトを見ながら音読する練習です。

よく似た練習法にシャドーイングがありますが、シャドーイングは英文を見ずに音だけを追いかけるので、初心者にはかなり難しいです。

でも、オーバーラッピングならスクリプトを見ながらできるので続けやすく、「英語を口から出すこと」に集中できます。

音声に合わせて読むだけでも、英語のリズムや発音に少しずつ慣れていきます。

英語学習というと、まず単語や知識を増やそうとしてしまいますが、初心者こそ先に“口を英語に慣らす”ことが大事だと感じています。

オーバーラッピングに使用する動画や音声は、最初から難しすぎるものを選ばないのが大事です。

よく英語界隈でおすすめされているTEDもやりました。でも3分聞いて絶望しました。

「みんなこれ本当に聞き取れてるの?」って。

単語は知ってるのに、音になると何もわからない。 結局、再生しては止めて、疲れて終わり。

初心者の頃の私は、完全に教材選びを間違えていました。

そこで私が使ってよかったのが、ELLLO というサイトです。

レベル別に動画が分かれていて、1〜5分ほどの短い音声が多く、スクリプトもあります。

オーバーラッピングの練習にちょうど良いので初心者におすすめです。

④ 多読・多聴をする|大量の英語を読む・聞く

英語学習では、「とにかく英語にたくさん触れること」が大事です。

英語は、少し勉強しただけですぐ聞き取れるようになるものではありません。

「英語を聞き取れるようになるには2000時間必要」とも言われるくらいで、それだけ大量の英語に触れなければなりません。

だから、多読・多聴はできるだけ早く始めた方がいいです。

それに、多読や多聴は、机に向かってノートを広げなくても隙間時間でもできるのが大きなメリットです。

料理中に英語を流したり、寝る前に少し読むだけでも、毎日続けるとかなりの量になります。

ネイティブの速い英語も、ゆっくりな英語も両方聞く

教材に付属しているような、ゆっくりクリアな発音の音声ばかり聞いていると、いつまで経ってもネイティブの速さに追いつけません。

ネイティブの速い英語は、はじめは全く聞き取れませんが、何度も何度も繰り返し聞いているうちに少しずつ聞こえる部分が増えてきます。

聞き流すのではなく、集中して音を拾って何と言っているのか推測します。
どうしても聞き取れない部分は、スクリプトを見て確認します。

そしてもう一度聞くと、さっきまで聞こえなかった音が驚くほどクリアに聞こえます。

この繰り返しで、耳は確実に鍛えられます。

その後にゆっくりした教材を聞くと、逆に「遅すぎる」と感じるくらいになる。

ある程度負荷をかけることで、リスニング能力が一気に向上します。

とはいえ、速い英語を集中して聞いているとものすごく疲れるので、何か作業をするときはゆっくりな音声を聞いたり、時と場合で使い分けるといいですね。

⑤英語初心者なら、まずはこの流れがおすすめ

もし今の私がゼロからやり直すなら、最初の3ヶ月はこんな感じで勉強します。

  • 発音練習:20分
  • 中学英文法:20〜30分
  • オーバーラッピング:20分
  • 多読・多聴:スキマ時間

まずは「英語に慣れること」を優先。 単語暗記や英会話は、そのあとでも十分間に合います。

英語初心者の時に、最初からしなくてもよかったと思うこと

今振り返ると、初心者の段階では無理にやらなくてもよかったと思うものもあります。

もちろん合う人もいると思いますが、少なくとも私は、基礎ができてからのほうが効果を感じました。

単語帳での暗記

はじめは単語をたくさん覚えれば話せるようになると思って、単語の暗記を頑張っていた時期もあります。

でも、全然覚えられないし、覚えてもその単語を使う機会がないからすぐ忘れる。

だから、単語帳で無理に覚えるのではなく、本や動画の中で出会ったわからない単語を、その都度調べるようにしました。

よく出てくる単語は、多読や多聴を続けていると何度も出会います。

そのうち、「またこの単語だ」と自然に覚えていくことが多くなりました。

もちろん、TOEICや英検のように単語力が重要な試験を目指す場合は、単語学習も必要だと思います。

でも、日常英語を目的にするなら、最初は“英語に触れる量”を増やすほうが大事だと感じました。

海外ドラマ

「英語学習には海外ドラマがいい」とよく言われますが、初心者の私にはかなり難しかったです。

セリフが速いし、会話と会話の間も長く、集中が切れやすい。そして何より時間がかかる。

知らない単語も多く、「結局ほとんど聞き取れなかった…」で終わることも多かったです。

海外ドラマで英語学習するなら、1分くらいのシーンを選んで、スクリプトと意味を確認しながらオーバーラッピングを繰り返すようにするといいかも。

ストーリーを楽しむのは、勉強の合間の息抜きだと割り切る。

オンライン英会話

単語も文法もあやふやな状態で英会話レッスンを受講しても、「何も言えなかった…」で終わることが多いと思います。

英語を始めたばかりの時って、本当に英語が話せないんですよね。当たり前ですが。

What did you do today?

などの簡単な問いでも、頭が真っ白になって何も言えない。

もちろん、実際に話す経験は大事です。

でも、発音練習やオーバーラッピング、多読などで少し基礎を作ってからじゃないとほとんど会話ができずに終わるので受講費がもったいないです。

いきなり英会話レッスンじゃなくて、独り言で英語を言ってみたり、脳内で英語の会話をシミュレーションして、少し話せるようになってからでも遅くないと思います。