英語初心者にシャドーイングは難しすぎた|挫折した私がオーバーラッピングに変えた話

勉強法

英語学習について調べると、よくおすすめされているのが「シャドーイング」です。

実際、シャドーイングはリスニングや発音の練習として効果を実感している人も多く、英語学習では定番とも言える勉強法ですよね。

私も「これを続ければ英語が話せるようになるかも」と思って挑戦してみました。

でも、英語初心者の私にはかなり難しかった。

音声を聞きながら発音しようとしても、全くついていけなかったんです。

もちろん、シャドーイング自体が悪いわけではありません。

ただ、少なくとも英語を始めたばかりの私には、難易度が高すぎた。

そんな時に出会って、「これなら続けられるかも」と思ったのがオーバーラッピングでした。

この記事では、シャドーイングで挫折しかけた初心者の私が、オーバーラッピングを取り入れて感じたことや、実際に使っている教材・アプリについて紹介します。

シャドーイングをやってみたけど全然できなかった

英語学習について調べると、よくおすすめされているのが「TED Talk」を使ったシャドーイングでした。

「シャドーイングは効果がある」と言っている人も多かったので、私も挑戦してみることにしました。

でも、正直かなり難しかった。

まず、TEDで興味を持てるテーマが少なかった。

環境問題やテクノロジーなど、プレゼン形式の少し難しい内容が多くて、使われている単語も難しい。

英語初心者の私には、内容を理解するだけでもかなり大変だった。

そこで今度は、もっと簡単な内容がいいと思い『Peppa Pig』でもやってみました。

子ども向けだし、日常会話も多いので「これならできるかも」と思ったんですが、それでも難しかった。

シャドーイングは音声を聞いて、そのすぐ後に同じように発音する練習法ですが、
初心者の私には「聞くこと」と「話すこと」を同時にやるのが本当に難しかった。

自分が発音している間は、次の音が全然聞き取れない。

口も回らないし、聞こえたと思ったらもう次の英文に進んでいる。

意味を考える余裕なんて全くなかった。

「シャドーイングって、初心者にはレベルが高すぎない…?」と感じるくらい、最初はほとんどついていけませんでした。

シャドーイングとオーバーラッピングの違い

シャドーイングとオーバーラッピングは、どちらも英語音声に合わせて発音する練習法です。

ただ、実際にやってみると難易度がかなり違いました。

【シャドーイング】

  • スクリプトを見ない
  • 聞こえた音を少し遅れて発音する
  • 「聞く」と「話す」を同時に行う
  • 初心者にはかなり難しい

【オーバーラッピング】

  • スクリプトを見ながら行う
  • 音声に重ねるように発音する
  • 音と文字を一致させやすい
  • 初心者でも取り組みやすい

私はシャドーイングだと全然ついていけませんでしたが、オーバーラッピングならなんとか続けることができました。

もちろん、オーバーラッピングも最初は簡単ではありません。

でも、同じ文章を何度も繰り返しているうちに、少しずつ英語のリズムや発音に慣れていきます。

オーバーラッピングをやってみた

私がオーバーラッピングを知ったのは、『多聴多読マガジン』という英語学習雑誌でした。

多読・多聴に特化した英語学習者向けの雑誌で、英語のショートストーリーが載っていたり、音声をダウンロードできたりと、英語にたくさん触れたい人にはすごく良い教材です。

この雑誌には毎回、シャドーイング練習用の素材も掲載されていて、シャドーイングやオーバーラッピングのやり方も紹介されていました。

私はそこで初めて、

「こんな練習法があるんだ」

と知って、さっそく付属の音源で練習を始めました。

音源は1分程度の短いものだったんですが、最初は全然ついていけませんでした。

テキストを見ながらでも口が回らないし、気づけばどんどん置いていかれる。

「読むこと」に意識が向くと、今度は音声についていけなくなるんですよね。

でも、何度も何度も同じ文章を繰り返しているうちに、少しずつコツが掴めてきました。

オーバーラッピングって、ただ英文を音読するだけではなく、“聞こえてきた音を真似する”感覚がすごく大事なんだと思います。

文字を読むことよりも、聞こえてくる音に意識を向ける。

リンキングやリズムも含めて、できるだけそのまま真似するようにすると、少しずつ音声についていけるようになってきました。

毎日同じ音源で練習を続けると、少しづつ、確実に手応えを感じられて、それが楽しくて続けることができました。

私が実際に使っている動画やアプリ

おすすめの本「多聴多読マガジン」

私がオーバーラッピングを始めるきっかけになった本。

いろんなレベルのショートストーリーや学習用音声が収録されていて、初心者でも取り組みやすい内容です。

音声もダウンロードできるので、オーバーラッピング練習にも使いやすいです。

「自分にはどのくらいの英語が合っているんだろう?」と探している時にもかなり役立ちました。

編集:多聴多読マガジン編集部
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無料アプリ「Speedic」

私がオーバーラッピング練習でよく使っているアプリです。

スマホに入っている音源を再生できて、

  • 再生速度変更
  • 区間リピート

などができます。

聞き取れなかった部分だけを何度も繰り返したい時にかなり便利でした。

最初は0.7倍速くらいで練習して、慣れてきたら少しずつ速度を戻していました。

▶︎ Speedic(iPhone版)をApp Storeで見る
※現在はiPhone版のみのようです。

無料アプリ「Miraa」

YouTubeなどネット上の音源を再生できるアプリです。

字幕を確認しながら練習できるので、オーバーラッピングにも使いやすい。

▶︎ Miraa(iPhone版)をApp Storeで見る
▶︎ Miraa(Android版)をGoogle Playで見る

おすすめのYouTube「Miss Honey」

YouTubeで「learn English」や「Slow English」と検索すると、初心者向けのやさしい英語動画がたくさん出てきます。

その中でも、私がよく見ていたのが『Miss Honey』というチャンネルです。

英語学習者向けに、ゆっくりクリアな発音で話してくれるので、オーバーラッピングもしやすかったです。

私は日常生活が覗けるVlog系が好きなので、おうち紹介やモーニングルーティーン動画で練習していました。

好きな内容だと、興味が持てるし「もう1回聞こうかな」と思えるので続けやすいんですよね。

▶︎英語初心者におすすめの海外YouTube7選|おしゃれなVlogを楽しみながら英語に触れよう

おすすめのサイト「elllo」

『elllo』は、無料で大量のレッスン動画が公開されている英語学習サイトです。

レベル別に分かれているので、自分に合った難易度を選びやすいのが良かったです。

英語初心者なら、まずはA1(Beginner English)から始めるのがおすすめ。

私は特に「One Minute English」をよく使っていました。

1分ほどの短い動画が多く、好きなものや家族についてなど身近な話題も多いので、初心者でも取り組みやすかったです。

A1レベルは、中1の教科書くらいのやさしい英語が多く、「全く聞き取れない…」となりにくかったのも良かった。

TEDのような難しい英語で挫折していた私には、かなり取り組みやすいサイトでした。

▶︎ elllo公式サイトはこちら

オーバーラッピングはただの音読じゃない

最初は、オーバーラッピングって「音声に合わせて英文を読むだけ」だと思っていました。

でも実際にやってみると、ただの音読とはかなり違います。

ただ文章を読むだけなら、自分の読みやすいスピードで区切ってしまいますよね。

でも、オーバーラッピングは音声に合わせて発音するので、英語特有のリズムや音のつながりをそのまま真似することになります。

例えば英語って、

  • 単語と単語がつながって聞こえる
  • 音が消える
  • 発音が変化する

ことがすごく多いです。

学校英語みたいに一語ずつハッキリ読まれるわけじゃないんですよね。

最初は、

「え、今どこ読んでるの?」

となることもかなりありました。

でも、何度も同じ音声に重ねて読んでいるうちに、

「あ、この単語と単語ってこうつながるんだ」

と少しずつ聞こえるようになってきました。

特に、英語っぽいリズムに慣れてくる感覚は、ただ音読しているだけでは得にくかったです。

もちろん、最初から完璧に真似できるわけではありません。

私も最初は全然口が回らなかったし、音がつながる部分なんてほとんど聞き取れませんでした。

でも、“できるだけ音を真似しよう”と意識して続けていると、少しずつ英語の音に耳が慣れてきます。

ただ英文を読むだけではなく、「英語の音そのもの」を体で覚えていく感じ。

それが、オーバーラッピングの面白いところだと思っています。

慣れてきたらリプロダクションもおすすめ

オーバーラッピングに少し慣れてきたら、「リプロダクション」という練習もおすすめです。

これは、聞いた英文をテキストを見ずに再現して話してみる練習法。

最初はかなり難しいですが、「自分がどこを聞き取れていないのか」がよくわかります。

私は短い文章や、オーバーラッピングを繰り返して内容を覚えてしまった動画などから、少しずつ取り入れていました。

最初は数単語しか言えませんでしたが、オーバーラッピングを続けていたおかげか、以前より音が頭に残りやすくなった感覚がありました。

いきなり完璧にやろうとせず、「聞こえた部分だけ言ってみる」くらいでも十分練習になります。

まとめ|初心者の私にはオーバーラッピングの方が続けやすかった

シャドーイングは、英語学習でよくおすすめされる効果的な勉強法です。

実際、続けることでリスニング力や発音が大きく伸びたという人もたくさんいます。

ただ、英語を始めたばかりの私にはかなり難しく、「聞く」と「話す」を同時にやることについていけませんでした。

そんな時に出会ったのがオーバーラッピングです。

スクリプトを見ながら音声に重ねて発音することで、初心者の私でも少しずつ英語のリズムや発音に慣れていくことができました。

もちろん、最初から完璧にできたわけではありません。

短い音声でも全然ついていけなかったし、何度も同じ文章を繰り返し練習していました。

でも、「少し言えるようになった」「前より聞き取れるかも」と感じる瞬間があって、それが英語学習を続けるモチベーションになっていたと思います。

もし今、

  • シャドーイングが難しすぎる
  • 全然ついていけない
  • 自分には向いていないのかも

と感じているなら、まずはオーバーラッピングから始めてみるのもおすすめです。

英語初心者は、いきなり難しいことをやるよりも、「少し理解できる」「少しできる」を積み重ねていく方が続けやすいんですよね。

私もまだ勉強中ですが、これからも少しずつ英語に触れ続けていこうと思います。