英語学習を始めると、一度は耳にする「英語のハノン」。
スピーキング教材として人気が高く、気になっている方も多いのではないでしょうか。
私も英語初心者の頃に購入し、一通り最後まで取り組んでみました。
結論から言うと、英語のハノンは短期間で英会話ができるようになる教材ではありませんでした。
でも、「英語を口から出す感覚」を身につける練習としては、とても楽しく、今でも大好きな教材です。
この記事では、実際に使って感じたメリット・デメリットや、私なりに感じた効果的な使い方、実際の効果について正直にレビューします。
英語のハノンとは?
英語のハノンは、英文法を学びながらスピーキングも鍛えられる英語教材です。
シリーズには初級・中級・上級のほか、フレーズ編やロジック編もあります。
これから英会話を始めたい方や、日常会話レベルを目指す方であれば、まずは初級編から始めれば十分です。
教材の特徴
英語のハノンでは、5文型をベースにした例文を音声に合わせて繰り返し発話します。
同じ文型を何度も繰り返し発話することで、文法を意識せず英語を話せる状態を目指す教材です。
どんな人におすすめ?
英語のハノンは、次のような人に向いています。
- 英語初心者〜中級者
- スピーキング力を伸ばしたい人
- 中学英文法を復習しながら英語を話す練習をしたい人
- 毎日コツコツ音読を続けられる人
英語のハノンを最後まで使って感じた効果
英語のハノンは、英文法の解説とスピーキング練習がセットになった教材です。
文法の説明はシンプルでわかりやすく、すぐに例文でアウトプットできるので、インプットとアウトプットを同時に進められます。
また、声に出しながら学習するため、黙読だけの教材より集中しやすく、眠くなりにくいのも良かった点です。
舌が回る感覚があり、話せそうな気持ちになれた
私が一番良かったと感じたのは、「英語が口から出る感覚」を味わえたことです。
英語のハノンでは、キーセンテンスをもとに否定文や疑問文、単語の差し替えなどを行います。
音声が答えを読む前に、自分で英文を作って声に出す練習を繰り返します。
最初はまったく言えず、音声をリピートするだけでした。
でも何度も繰り返すうちに、少しずつ音声より先に言えるようになります。
初めは開本でも10回以上、閉本でもさらに10回以上繰り返さないと言えませんでした。
それでも、「昨日できなかったことが今日はできる」という小さな成長を毎日感じられるので、とても楽しかったです。
「このまま続ければ英語が話せるようになるかもしれない。」
そんな期待を持ちながら学習できる教材でした。
英会話ができるようになったわけではなかった
一方で、一通り最後まで終えても、英会話ができるようになったという実感はありませんでした。
もちろん以前より舌は動くようになり、英文もスムーズに読めるようになりました。
ただ、実際の会話で自然に英語が出てくるレベルには届きませんでした。
効果を実感できなかった理由を考えてみた
一通り最後まで取り組んだものの、「思ったほど英会話力が伸びた」という実感はありませんでした。
今振り返ると、その理由はいくつかあったと思います。
閉本で言えるまで繰り返せなかった
本の解説どおりに練習すると、閉本でも少しずつ言えるようになります。
でも、「今日は言えたから終わり」にしてしまうと、翌日にはほとんど言えなくなっていました。
私は初心者だったので、スロースピードで練習し、慣れてきたらナチュラルスピードでも練習していました。
1ドリルだけで30分以上かかることもあり、閉本で練習する頃には疲れてしまいます。
結果として、完璧に定着する前に次のドリルへ進んでしまっていました。
間隔を空けてしまった
声に出して練習する教材なので、家族が家にいる日は取り組みにくいというのも悩みでした。
また、まとまった時間を確保したいと思っていたため、「今日はできない」が続き、気づけば1〜2か月空いてしまうことも。
すると舌も動かなくなり、覚えたはずの英文法もかなり忘れていました。
継続が何より大切な教材だと感じた
結局、一番大切なのは継続でした。
英語のハノンは筋トレと同じで、毎日少しずつ積み重ねることで力がつく教材だと思います。
私は途中で間隔が空いたり、定着する前に先へ進んだりと、中途半端な取り組み方になってしまいました。
だからこそ、「教材に効果がなかった」のではなく、「継続できなかったこと」が成果を実感できなかった一番の理由だったと今は感じています。
私が感じた効果的な使い方
一通り最後まで取り組んだからこそ、「今ならもっとこう使う」と思うことがあります。
ここでは、私がもう一度最初からやるなら意識したいポイントを紹介します。
毎日少しでも続ける
英語のハノンは、1回の学習量よりも毎日続けることが大切な教材だと感じました。
公式のやり方どおりに取り組むと、スロースピード・ナチュラルスピード・開本・閉本と工程が多く、初心者の私は1ドリルだけで30分以上かかることもありました。
そのため、「今日は時間がないからやめよう」となり、学習が途切れてしまうことも。
今なら、時間がない日はスロースピードだけにしたり、ナチュラルスピードを中心に練習したりと、その日の状況に合わせて負担を調整しながら毎日続けることを優先します。
完璧な30分より、毎日の10分のほうが効果につながる教材だと感じました。
音声に合わせてできるだけ声に出す
英語のハノンは、実際に声に出してこそ効果を発揮する教材だと思います。
頭の中で英文を考えるだけではなく、音声に合わせて口を動かすことで、英語のリズムや語順が少しずつ身についていきます。
最初はうまく言えなくても大丈夫です。
私も最初は音声をただリピートするだけでしたが、何度も繰り返すうちに少しずつ音声より先に言えるようになりました。
恥ずかしさを気にせず、できるだけ声に出して練習することが大切だと思います。
完璧になるまで焦らない
私は「1日1ドリル」と決めて進めていましたが、今振り返ると少し先を急ぎすぎていました。
閉本で言えたとしても、その日にたまたま言えただけでは十分に定着していないことが多く、翌日には忘れてしまうこともありました。
だからこそ、1日で終わらせることよりも、しっかり身につけることを優先したほうが良かったと感じています。
1日で終わらなければ、翌日も同じドリルを続ければ大丈夫です。
英語のハノンは、一周終えることがゴールではなく、何度も繰り返しながら少しずつ英語を体に染み込ませていく教材なのだと思います。
英語のハノンと瞬間英作文はどっちがおすすめ?
英語のハノンと瞬間英作文は、どちらもスピーキング教材として人気があります。
ただし、鍛えられる力は少し違うと感じました。
瞬間英作文は、日本語を英語に素早く組み立てる練習が中心です。一方、英語のハノンは、音声に合わせて何度も口を動かし、英語を話すための「口のトレーニング」という印象でした。
私自身は、英文法の復習をしながら英語を話す練習をしたいなら英語のハノン、英作文力を鍛えたいなら瞬間英作文がおすすめだと思います。
瞬間英作文については、こちらの記事で詳しくレビューしています。
▶︎瞬間英作文は効果ある?挫折を繰り返している私の本音レビュー
まとめ
英語のハノンは、短期間で英会話ができるようになる教材ではありません。
でも、「英語を口から出す感覚」を身につける練習としては、とても楽しく、今でも好きな教材です。
私は途中で間隔を空けてしまったり、十分に定着する前に先へ進んでしまったりしたため、大きな効果を実感できませんでした。
もしもう一度最初から取り組むなら、「毎日少しでも続けること」と「焦らず繰り返すこと」を何より大切にしたいと思います。
英語のハノンは、一周終えることがゴールではなく、何度も繰り返しながら少しずつ英語を身につけていく教材だと感じました。
